【元看護師が教えます】ブランク後の転職を成功させる3つの勉強法

  • 看護師辞めて数年・・・。仕事復帰はやっぱり無理?
  • 戻りたいけど、医療ミスが怖くて。
  • 職場復帰の前って何をしたらいいの。
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私もブランク10年で看護師に復帰しました。
その気持ちとてもよくわかります。

結論からいうと、看護師はブランクがあっても大丈夫です。むしろ必要とされています。

なので、ブランクがあるからといって面接すら受けられない、職場で嫌な顔をされるといったことはあまりありません。

ただ、何もせずに職場復帰すると、自身も職場のスタッフも大変な思いをすることは容易に想像できますね。

今回は、「ブランク看護師がなぜ今必要とされているのか」「職場復帰を成功させるためにはどんな勉強をしたらよいのか」という疑問に答えます。

職場復帰に勇気が持てると思いますので、ぜひ最後まで目をとおしてください。

目次

ブランク看護師が今必要とされている理由は”2025年問題”

2025年には団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、日本は「超高齢社会」なります。

厚生労働省はこれからますます医療・介護へのニーズが高まり、看護師や介護職員が必要になると考え、潜在看護師の職場復帰にさまざまな取り組みをしています。

現在、潜在看護師、つまりブランク看護師は約71万人もいます。

このブランク看護師を職場復帰させ、看護師不足を解消したいと厚生労働省をはじめ、日本看護協会や病院ではブランク看護師が戻りやすい環境づくりを設け応援してくれているのです。

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看護師はこれからますます必要とされそうですね。

私も40代の時にブランク歴10年で職場復帰をしました。

一番心配だったのが「ついていけるかな。失敗したらどうしよう。」でした。

医療業界は日進月歩。知らないことが多すぎてミスをしてしまうことが怖く、やはり復帰には躊躇しました。

ですが、実際に戻ってみると、スッタフみんなが協力して支えてくれたこと、さらに、自分でも一から勉強しなおしたことで知識が増え自信がつきました。

ブランクから戻って感じたことは、

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勇気をだして戻ってよかった。仕事が楽しい!

看護師として職場復帰することはメリットがたくさんあります。

一生懸命勉強してとった看護師免許。ぜひその資格を活かしてください。

ブランク看護師が転職・復職するメリットはやりがいと収入の安定

看護師は命をあずかる職業。そのストレスの大きさは相当なものです。

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反対に、看護師として働いたことがある方は、その魅力も十分感じていると思います。

看護師として仕事をするメリットを4つあげてみました。

  • やりがいがある。
  • 収入が安定している。
  • 転職・復職が有利である。
  • ブランクがあっても復帰可能

やりがいがある

看護師として働いていると、多くの患者さんやご家族に感謝の言葉をいただきます。

患者さんが笑顔で退院されるときは達成感も感じます。

なによりもうれしくやりがいを感じる瞬間ですね。

患者さんだけではなく、家族の体調不良時にも的確に対処でき家族からも感謝されます。

収入が安定している

看護師の収入は、夜勤があるため他のサービス業に従事する方よりやや高めに設定されています。

高めということのみならず、景気に影響されにくく収入が常に安定していることはもっとも大きなメリットだと言えます。

転職・復職が有利である

看護師は就職に困ることはまずありません。

いつでもどこでも看護師の募集は多くありますし、面接もそれほど厳しくはありません。

しかも、転職が多くてもその経験を活かせる職業ですから、「スキルアップのため」などしっかりとした理由があっての転職なら特に問題になることはないでしょう。

日本全国で仕事を探すことができるので、ご主人の転勤など、急な引っ越しにもすぐに仕事が見つけられます。

ブランクがあっても復帰可能

ブランクがあっても大丈夫です。採血などの一度身に着けた技術は数年たっても体が覚えているものです。

コツさえ取り戻せばすぐに思い出し、自身を取り戻せるでしょう。支援セミナーなどで基礎的な技術を学び、知識をアップデートすれば、ブランクがあっても職場復帰は可能です。 

ブランク看護師が転職・復職するために知っておきたい3つ勉強方法

ブランク看護師として転職するためには、やはり事前の準備はどうしても必要です。

医療知識はもちろん、医療機器の扱いなども知っておくと復帰後戸惑うことが少なくなります。

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電子カルテの対応のために、パソコン操作も基本的なことは必要ですね。

復帰前のおすすめ勉強法をご紹介します。

  • セミナーに参加しよう
  • とどけるけんに登録しよう
  • 独学で時間にとらわれず勉強しよう

セミナーに参加しよう

医療機関や日本看護協会が開催している看護師復職支援セミナーでは、復職に不安を感じるブランク看護師に現場を体験できる研修を行っています。例えば採血・注射の実技指導や最新医療機器を導入している病院の見学などです。

実際に現場の雰囲気を体験できる、他のブランク看護師と交流が持てるなどのメリットがあります。

今回は一例として「東京ナースプラザ」をご紹介します。

ナースプラザを受講すると

  • 知識・看護技術の確認ができる
  • 医療現場の雰囲気が感じられる
  • 医療現場を実際に見て、看護の面白さを思い出す
  • 医療現場の教育・指導体制がわかる

カリキュラムは講義・病院見学・採血など手技・病棟実習があります。

病院体験コースは1日、3日、5日コースがありますので都合に合わせて受講できます。

施設体験コースは1日、3日コースがあり、講義・施設見学・施設での看護体験などのカリキュラムが組まれています。

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各地域で行われていますので、ぜひ検索してみてください。

とどけるけんに登録しよう

平成27年より仕事をしていない看護師免許保持者の方は、都道府県ナースセンターへ届け出をする(努力義務)制度が始まりました。

これは2025年問題を見据えて看護師の人材を確保するために設けられたもので、状況に応じて復職に向けた研修や無料の職業紹介、アドバイスなどを行っています。

引用元:ナースセンター
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ネットで登録できるので忙しいかたにはピッタリです。

独学で時間にとらわれず勉強しよう

独学での勉強には書籍を利用したものがありますが、そのほかにもネットで学習することもおすすめです。

今回はナースセンターが行っているe-ラーニングをご紹介します。

日本看護協会ナースセンターではパソコンやスマートフォン、タブレットでeラーニングによる講習を行っています。

例えば北海道看護協会ナースセンターでは注射技術、人工呼吸器管理、心電図や医療安全、感染対策など多くの看護技術や知識を学べます。

  • 基礎習得コース 24テーマ:注射技術、人工呼吸器管理、心電図など
  • 院内全体研修コース 29テーマ:医療安全、感染症対策、チーム医療など
  • 認知症・高齢者コース:全10コース 73テーマ

e-ラーニングのメリットは、ネットでの学習なのでいつでも受講できることです。

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子育てで時間がない方などに嬉しいシステムですね。

まとめ

今回はブランク看護師の転職・復職について記事にしました。

  • 看護師はブランクがあっても職場復帰できる
  • 多くの機関がブランク看護師の職場復帰を応援してくれている
  • 成功のコツは事前勉強。基礎的な知識を思い出して職場復帰すること

ブランクといっても5年未満の方、10年以上のブランクがある方、ブランク前の経験年数が長かった方、新卒ですぐにやめてしまった方などさまざまです。

また、家庭を持っている方、お子さんが小さい方など、自身の家庭環境も職場復帰には大きく関わります。

それぞれの状況に合わせて無理をせず、ゆっくりと準備をしていきましょう。

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