お世話になった上司や同僚などが様々な事情で退職あるいは転職してしまう場合があります。
仕事上のやりとりで助けられた部分があった際に、お礼を述べる機会が最後となってしまうかもしれません。
今回は3つのコツさえわかれば意外と簡単に書ける転職用のメッセージについて紹介しますので、どうか参考にしてみてください。
転職送別メッセージの書き方3つのコツ
感謝の気持ちを前面に出す
お世話になった人やメッセージを送りたい相手には、とにかく感謝の気持ちを前面に出すことが重要です。
感謝されると相手は好意として受け取ってくれます。
またどこかで会えたとき、仕事やプライベートでお世話になることがあるかもしれません。
ですので、感謝の気持ちを文章にしたメッセージを贈ることが大事です。
思い出や思い入れのエピソードなどを織り交ぜる
感謝の気持ち以外に、相手とのエピソードや2人の思い出などのエピソードを織り交ぜることで、深みを増したメッセージが相手に届きやすくなります。
通常の文面に比べ、器械的ではなくなり、相手の心に響くメッセージとなるのです。
記載する内容に制限はありませんが、相手が嫌がらないエピソードを織り交ぜるのが無難と言えるでしょう。
書き出しは「~お疲れさまでした」で始めると無難
感謝の気持ちを伝えるうえで、実質的な「定型文」として使えます。
状況によっては「ありがとうございました」や「お世話になりました」などがあります。
初めて転職送別メッセージを書くという方は「~お疲れさまでした」と書き出せば最初の一文は楽に作成可能です。
参考:メッセージ文の記入例
◯◯課長、長い間お疲れ様でした。 ○○課長には入社してから7年間、大変お世話になりました。 〇〇課長の下で教わった大事な心得は今でも忘れられません。 (エピソードなどがあればここに一文をいれる) 仕事の上で頼りな存在の○○課長がいなくなることは大変寂しい思いですが、これまで教わったことを業務に活かし、励んでいきたいと思っております。 今後の○○課長のご活躍をお祈り申し上げます!
転職送別メッセージを記入する際の注意点
実は相手によって、メッセージを記入する際にちょっとした注意点があります。
まず、新たな転職先や内定の有無、親の介護を含むプライベートなことを記載するのは厳禁です。
全体に発表する場合だと激励どころか本人を激怒させてしまい逆効果となりかねません。
また、上司相手だと「ご苦労様です」などの言葉遣いの選択ミスにより、気分を台無しにしてしまう恐れがあります。
同僚や部下相手であれば、上司相手ほど言葉遣いに神経をとがらせる必要はありませんが、失礼のない程度に砕けすぎない感じでメッセージを書く程度なら問題ありません。
ケースバイケースとして、先輩と親しい、上司とは家族同然の付き合い、部長が趣味仲間など特記すべき事情があれば、思いを込めたメッセージが書けますが、あくまで一般論として本人を困惑させるようなメッセージは励みになるどころか嫌味を贈るだけなので、注意が必要です。
まとめ
お世話になった方が転職あるいは退職して、送別メッセージを贈る場面が出てくると思います。
いざというときに、書き出し方がわからないと困るので、今回紹介した3つのコツをうまく用いるだけで、一度もメッセージを書いたことがない人でも、簡単に書き出すことができるはずです。
また、感謝の気持ちを出しながら記入するわけですが、思ったことをありのままに書くのではなくて、相手が気にしていることや公表されたら困るようなことは書いてはいけません。
いわゆる「新天地で頑張ってください的な激励メッセージ」は、良い意味で相手の心に響く文章を書いて形に残すことに大きな意味があるのです。
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