公務員から民間企業への転職は大丈夫?メリット、デメリットを紹介

はしもと

前職は株式会社リクルートでキャリアアドバイザーとして、転職のサポートをおこなってきました。

転職活動中の皆様

・「公務員から民間企業への転職によって何か良いことがあるの?」
・「公務員から民間企業への転職で安定を捨てるのは怖い。」
・「公務員から民間企業への転職で失敗したくない。」

と疑問を抱えている転職活動中の皆様のお悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら、公務員から民間企業への転職を成功させた私が、これから紹介する内容を理解していたからこそ、実際に転職してよかったという経験があるからです。

実際に公務員から民間企業に転職した事例を交えて、転職するメリット・デメリットをお伝えします。

そのうえで具体的な転職方法や成功事例を知ることによって、転職活動を始めたほうがよい理由がわかります。

目次

公務員から民間企業へ転職する方法

公務員から民間企業へ転職には、まず転職の流れについて知ったうえで、自分のキャリアの方向性を明確に描き、転職エージェントを活用する方法がオススメです。

ある程度キャリアの方向性が固まった段階で転職エージェントに相談し、自分の思い描くキャリアへの転職活動に挑戦してみましょう。

公務員から民間企業へ転職する方法
  • 転職活動の流れについて理解する
  • 具体的なキャリアを考える
  • 転職エージェントを活用する

転職の流れについて理解する

転職活動の流れは、次の通りです。

  1. 転職理由・目的の整理、自己理解
  2. 職務経歴書作成、求人情報の収集
  3. 応募、書類選考
  4. 面接
  5. 内定、退職交渉

転職サイトを使う場合は上記のとおり進めていってください。

転職エージェントを使う場合は、1が終わった段階から登録手続きを始めると良いです。

場合によっては、自己理解を進められる機能がある転職エージェントもあるので、転職活動を始めるのと同時に登録しても良いかもしれません。

転職エージェントで面談を行う際に職務経歴書やその他の書類の提出を求められるので、登録と同時進行で作成しはじめていると時間に余裕ができます。

具体的なキャリアを考える

公務員から民間企業へ転職する場合は、いまとは違う仕事をするのも珍しくありません。

公務員を辞めたいと思ったきっかけから、「なぜそう思ったのか」を「背景や心情」などを整理しておくことで面接や書類作成の際にも役立ちます。

また、将来的にどんな仕事に就いて、どんなキャリアを描いているのかを具体的に考えることで、転職する目的を明確にできます。

転職エージェントを活用する

具体的なキャリアを描けたら、転職エージェントからアドバイスを受けましょう。

転職エージェントは転職のプロなので、民間企業への転職ができるようにしっかりとサポートしてくれます。

自分の思い描いたキャリアを客観的に見てもらえ、将来的にどうなれるかについても答えていただけるので心強いです。

公務員からの転職の場合、求人数の多いリクルートエージェント・dodaに登録することをおすすめします。

もちろん、業界に特化した転職エージェントもありますので、志望したい業界がある場合はそちらもオススメです。

公務員から民間企業への転職が成功する人の特徴

公務員から民間企業への転職が成功する人は次の2つの特徴があります。

転職が成功する人の特徴
  • 公務員のイメージを払拭できる人
  • 現職で業務改善や新規事業への取り組みをしている人

公務員のイメージを払拭できる人

世間からは「なんとなく楽というイメージが定着している」や「民間で使えるスキルを持っていない人が多い」など、公務員はあまりイメージが良くありません。

転職理由にネガティブな発言をすることは控え、ポジティブを心がけましょう

現職で業務改善や新規事業への取り組みをしている人

世間のイメージから、ルーティン業務をメインでしているように捉えられますが、部署によってはハードに働いている人たちも多くいます。

部署次第ではありますが、業務改善や新規事業へ取り組んだ経験があれば、チャレンジ精神があるとアピールすることができ、民間企業での再現性を証明できます。

公務員から民間企業へ転職するデメリット

デメリットを知らないまま転職して後悔してほしくないので、民間企業へ転職する前には一度デメリットを理解しておいてください。

今が嫌だからという理由だけで転職したら、その理由を民間企業だからという理由だけで解決できるとは限りません。

しっかりと転職する目的を明確にし、将来的なキャリアを見すえて転職することをオススメします。

転職するデメリット
  • 公務員より待遇の良い企業は少ない
  • 家族や親戚からの評価や金融機関の信用が下がる

公務員より待遇の良い企業は少ない

民間企業よりも公務員のほうが待遇の良い場合が多いです。

公務員と民間企業の待遇の違い

  • 転勤の可能性がある
  • 成果を出さなければ昇給しない
  • 雇用が不安定でリストラ、会社の倒産の可能性がある
  • 給与水準が公務員よりも低い(大企業を除く)
  • 家族や親戚からの評価や金融機関の信用が下がる

    家族や親戚からは職業が安定しており、安心できるという評価をされます。

    金融機関からは信用もあり、カードローンや住宅ローンの審査を申し込んだ際に悩んだ経験はありませんよね。

    民間企業へ転職した場合、家族や親戚からは安定しているのにもったいないという言葉を受けることもあるそうです。

    また、ローンの審査が通らなくなってしまったり、クレジットカードの使用限度額が下がったりする可能性も否定できません。

    公務員から民間企業へ転職するメリット

    公務員から民間企業へ転職するメリットは、デメリットの裏返しの他に次のようになります。

    転職するメリット
    • 今まで経験したことのない自己成長が見込める
    • キャリアの方向性が多い
    • 成果を認めてもらえ、給料にも直結する

    今まで経験したことのない自己成長が見込める

    組織に守られた安定ではなく、自己成長による安定を手に入れることができるでしょう。

    裁量権が大きい企業に転職できれば、自分で目標設定し、1つずつ確実に解決していくスタンスで仕事ができます。

    その経験を通じて公務員のときにはなかった圧倒的な成長が見込めます。

    キャリアの方向性が多い

    さまざまな仕事に携わるチャンスがあります。

    やりたい仕事につき、そこで身につけたスキルを使って再度転職し、また別のスキルや経験を培うこともできます。

    成果を認めてもらえ、給料にも直結する

    年功序列ではなく、成果主義で正当な評価によって報酬を得たいと思っている方も多いかと思います。

    中小企業やベンチャー企業では、成果主義であることが多く、努力次第でどんどん昇進・昇給することも可能です。

    公務員から民間企業への転職事例

    実際に支援してきた方の転職の事例について紹介します。

    例)
    性別:男性
    年齢:33歳
    転職理由
    ①ルーティンばかりで何も成長していない
    ②将来が不安職種:ITエンジニア
    事例:公務員(事務系)からのITエンジニアに転職を成功させました。
    この方は、公務員在職中にプログラミングスクールに通い、しっかりと自分のやりたいことを明確にしたことや最低限身につけておくスキルを身に着けたことで、未経験でIT企業のエンジニアとして内定をとることができました。

    公務員から民間企業への転職を成功させるために

    携わりたい仕事があって現状に満足していないなら、積極的に挑戦してみてはいかがでしょうか。

    仕事をしながら転職活動はできるのだろうか、と不安に思う気持ちもあると思いますが、転職エージェントを使うことで、書類添削や面接日程調整代行などをおこなってくれますので、悩んでいるならすぐに相談しましょう。

    まとめ

    公務員から民間企業に転職は大丈夫かについて、転職するメリットとデメリットと一緒にお伝えしました。

    まずは、自己理解を深め、本当の転職の目的について理解し、転職エージェントをうまく活用することで、自分のかなえたいキャリアを実現することが明確になるとお伝えしました。

    転職するメリット・デメリットと自分のキャリアを天びんにかけて、自分のキャリアを実現させたいと思うのであれば、挑戦を諦めないでください。

    転職活動を始めて転職エージェントに相談すれば、本当にやりたいことがわかる可能性があります。

    今すぐに転職しないとしても、転職活動を今すぐに始めることをオススメします。

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